【2026年10月20日号】マイナ免許証って実際どうなの? 免許の更新で分かったメリット・デメリットを本音で解説!
はじめに|マイナ免許証、実際に使ってみてどうだった?
こんにちは!東福岡自動車学校です。
以前、当校のコラムで「マイナ免許証」のメリット・デメリットを特集しました。
2025年3月24日から運用が始まったマイナ免許証。
マイナンバーカードに運転免許情報を記録することで、従来の運転免許証とは異なる使い方ができるようになりました。
では、実際に使ってみるとどうなのでしょうか?
制度の説明だけでは分からないこともありますよね。
そこで今回は、筆者自身の体験を交えながら、マイナ免許証のリアルな使い勝手をお伝えします!
筆者は今回の免許更新で、従来の運転免許証とマイナ免許証を両方持つ「2枚持ち」を選択しました。
当然ゴールド免許での更新!!
実際に利用する立場から見えてきたメリットや注意点を紹介します。
これからマイナ免許証を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事は、2026年10月時点の制度情報と筆者の体験をもとに作成しています。手続きや手数料などの最新情報は、記事内の公式リンクからご確認ください。
【以前のコラムもチェック!】
マイナ免許証の制度が始まった当初、当校でも基本的な仕組みやメリット・デメリットについて紹介しました。
マイナ免許証、ホントに便利?|東福岡自動車学校のバックナンバー
※こちらは制度開始当初に掲載した記事です。制度や手続きの内容が現在と異なる場合がありますので、過去記事は比較・参考資料としてご覧ください。最新の制度や手続きについては、本記事内で紹介している警察庁・福岡県警察の公式情報をご確認ください。
1.そもそもマイナ免許証とは?
マイナ免許証とは、マイナンバーカードのICチップに運転免許情報を記録し、運転免許証として利用できるようにしたものです。
従来の運転免許証とは異なり、カードの表面に免許の種類や有効期限などが記載されるわけではありません。
免許情報はICチップに記録されており、マイナポータルや専用の読み取りアプリなどを利用して確認できます。
現在、運転免許証の持ち方は次の3種類です。
- 従来の運転免許証のみ
- マイナ免許証のみ
- 従来の運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち
どれが正解というわけではありません。
自分の生活スタイルや、カードを紛失した場合のリスク、手続きの利便性などを考えて選ぶことが大切です。
▼制度の詳細はこちら
警察庁|マイナンバーカードと運転免許証の一体化・オンライン更新時講習
2.なぜ私は2枚持ちを選んだのか?
今回、筆者は免許の更新を迎えました。
休日の予定や家族との行事なども考慮しながら、更新のタイミングを調整しました。
運転免許証の更新期間は、原則として誕生日の前後1か月間です。
その期間内で更新手続きを行う必要があります。
せっかく更新するのであれば、以前から気になっていたマイナ免許証を実際に使ってみよう。
そう考え、従来の運転免許証を残したまま、マイナ免許証も保有する2枚持ちを選びました。
2枚持ちを選んだ理由は、マイナ免許証の利便性を活用しながら、従来の運転免許証も引き続き使えるようにしておきたかったからです。
例えば、マイナンバーカードを持ち歩くことに抵抗がある場面でも、従来の運転免許証があれば対応できます。
また、マイナ免許証だけの場合、マイナンバーカードを紛失すると、カードの再発行や免許情報に関する手続きが必要になります。
2枚持ちなら、片方を紛失した場合でも、もう片方が有効であれば運転免許証として利用できます。
もちろん、紛失したカードの再発行や各種手続きは別途必要です。
便利さだけでなく、万が一のときのことも考えて選択しました。
3.実際に使って分かった!マイナ免許証のメリット
メリット① 更新時の講習をオンラインで受講できる
今回、特に注目したのがオンライン更新時講習です。
マイナ免許証を保有し、必要な条件を満たしていれば、免許更新時の講習をオンラインで受講できます。
対象となるのは、優良運転者講習または一般運転者講習の対象者です。
筆者はゴールド免許なので、優良運転者講習の対象です。
従来であれば、免許更新の際に会場で講習を受ける必要がありました。
オンライン講習なら、自宅などで事前に受講できます。
仕事や家族との予定がある方にとって、時間を有効に使えるのは大きなメリットではないでしょうか。
ただし、オンライン講習を受ければ免許更新がすべて完了するわけではありません。
講習を受講した後も、運転免許試験場などで適性検査を受け、必要な更新手続きを行う必要があります。
また、オンライン講習を利用するには、マイナ免許証の保有やマイナポータルとの連携などの条件があります。
対象者や受講方法については、必ず事前に確認しておきましょう。
▼詳しくはこちら
メリット② マイナポータルで免許情報を確認できる
マイナ免許証をマイナポータルと連携すると、免許情報をオンラインで確認できるようになります。
免許の種類や有効期間、免許の条件などを確認したいときに便利です。
例えば、眼鏡等の条件が付いているかどうかなど、免許に関する情報を確認する際に役立ちます。
ただし、ここで注意しておきたいことがあります。
マイナポータルで免許情報を確認できることと、運転時に免許証を携帯することは別の話です。
マイナポータルの画面を表示できても、それだけで運転免許証の携帯義務を満たすことにはなりません。
運転する際は、従来の運転免許証またはマイナ免許証のいずれかを携帯してください。
警察官から免許証の提示を求められた場合も、マイナポータルの画面を見せるだけでは不十分です。
スマートフォンで免許情報を確認できるからといって、カードを持たずに運転しないよう注意しましょう。
メリット③ 従来の免許証と併用できる
筆者が2枚持ちを選んだ理由の一つが、従来の運転免許証を残せることです。
免許証の提示を求められたときに、カードをすぐ取り出せる状態にしておくことは大切です。
筆者の場合、マイナンバーカードは財布に入れ、従来の運転免許証は携帯ケース(フタ付きの手帳型)のカード入れに収納しています。
※筆者は、銀河的なスマホ24純正フタ付きケースなので落ちる心配もなく、取り出しやすさも抜群ですが、落ちないように注意しています(笑)。
こうしておけば、必要なときに従来の運転免許証をすぐに取り出せます。
もちろん、収納方法は人それぞれです。
大切なのは、運転時に必要なカードを確実に携帯し、提示を求められた際にすぐ取り出せるようにしておくことです。
マイナ免許証だけにするか、従来の免許証も残すか。
自分の生活スタイルに合わせて選べるのは、制度のメリットだと感じました。
4.実際に苦戦!マイナポータルとの連携は事前に確認しよう
マイナ免許証を利用するにあたり、マイナポータルとの連携も試してみました。
ところが、実際にやってみると、これがなかなかスムーズにいきませんでした(笑)。
私の場合、Androidスマートフォンで手続きを進めたところ、マイナポータルでログインしても同じ画面に戻ってしまう状態に。
何度か試しても解決せず、最終的にはスマートフォンの指紋認証ではなく、マイナンバーカードをスマートフォンで読み取ってログインする方法に切り替えたところ、無事に連携できました。
実際に操作してみて感じたのは、事前に必要なものや手順を確認しておくことの大切さです。
連携前に暗証番号を確認しておこう
マイナポータルとの連携など、マイナンバーカードを使った手続きでは、カードの取得時などに設定した暗証番号が必要になる場合があります。
主に確認しておきたいのは、次の2種類です。
- 数字4桁の暗証番号:利用者証明用電子証明書などで使用します。
- 英数字6〜16文字の署名用電子証明書の暗証番号:署名用電子証明書を使う手続きなどで使用します。
※必要な暗証番号は手続きによって異なります。
暗証番号を連続して間違えると、ロックがかかる場合があります。暗証番号の種類やロック解除の方法によっては、市区町村の窓口などで再設定が必要になるため、あらかじめ確認しておくと安心です。
また、マイナンバーカードを読み取る際は、スマートフォンの機種や設定によって操作方法が異なることもあります。うまく進まない場合は、画面の案内や公式の手順を確認しながら進めましょう。
これからマイナ免許証を利用する方は、手続き当日に慌てないよう、暗証番号とスマートフォンの操作方法を事前に確認しておくことをおすすめします。
私自身も最初は少し苦戦しましたが、ログイン方法を変えることで解決できました。これから利用する方の参考になれば幸いです。
▼マイナポータル連携や各種手続きについて
5.ここは注意!マイナ免許証のデメリット
便利なマイナ免許証ですが、注意しておきたい点もあります。
デメリット① 2枚持ちは手数料が少し高くなる
マイナ免許証を利用する際には、保有方法によって手数料が異なります。
従来の免許証とマイナ免許証の2枚持ちは、マイナ免許証のみを保有する場合と比べ、更新時の手数料が若干高くなる場合があります。
費用をできるだけ抑えたい方は、事前に手数料を比較しておくとよいでしょう。
なお、更新時の手数料は、更新手数料と講習手数料などで構成され、保有形態や講習区分によって異なります。
最新の金額については、福岡県警察の公式サイトで確認してください。
▼手数料の詳細はこちら
デメリット② カードごとに有効期限が異なる
これは、ぜひ覚えておいていただきたいポイントです。
マイナ免許証では、次の有効期限を区別して管理する必要があります。
- マイナンバーカード自体の有効期限
- 運転免許情報の有効期限
- 署名用電子証明書の有効期限
これらは同じとは限りません。
例えば、マイナンバーカード自体の有効期限が切れても、運転免許情報の有効期間が残っていれば、運転免許情報まで直ちに失効するわけではありません。ただし、カードの状態や手続きによって取り扱いが異なるため、必ず公式案内を確認してください。
また、署名用電子証明書の有効期限が切れると、マイナポータルとの連携やオンライン講習の利用に支障が生じる場合があります。
そのため、それぞれの有効期限を確認しておくことが大切です。
これは、パスポートなど、用途の異なる証明書類を管理(有効期限等)する場合と同じように考えると分かりやすいかもしれません。
ただし、マイナ免許証の場合は、カードそのものの期限と運転免許情報の期限が別であることが重要です。
マイナンバーカードを更新する際も、免許情報が新しいカードに引き継がれているか、必ず確認しましょう。
2025年9月1日からは、所定の手続きを行うことで、新しいマイナンバーカードに免許情報を引き継ぐ運用が始まっています。新しいカードの交付申請時に必要な手続きを行うなど、適用条件がありますので、最新の公式案内を確認してください。
▼有効期限や更新時の注意点はこちら
デメリット③ マイナ免許証だけでは、免許情報を目で見て確認できない
従来の運転免許証は、カードの表面を見れば、免許の種類や有効期限などを確認できます。
一方、マイナ免許証では、免許情報がICチップに記録されているため、カードの表面だけでは免許の種類や有効期限を確認できません。
情報を確認するには、マイナポータルや専用の読み取りアプリなどを利用する必要があります。
普段からスマートフォンを使い慣れている方には大きな問題ではないかもしれません。
しかし、必要なときにすぐ免許情報を確認したい方にとっては、少し不便に感じる場面もあるでしょう。
また、マイナンバーカードを紛失した場合は、個人情報の管理にも注意が必要です。
便利な仕組みだからこそ、カードの保管や有効期限の管理をしっかり行いましょう。
6.マイナ免許証にすれば、更新のために試験場へ行かなくていい?
ここも誤解しやすいポイントです。
オンライン更新時講習を受講できるようになっても、免許更新の手続きそのものがオンラインですべて完結するわけではありません。
オンライン講習を受講した後も、運転免許試験場などで適性検査を受け、更新手続きを行う必要があります。
ただし、講習を事前に済ませておけば、更新当日に講習を受ける必要がなくなり、手続きの流れが変わります。
特に、ゴールド免許などの優良運転者講習の対象者にとっては、時間を有効に使えるメリットがあります。
なお、福岡県内では、ゴールド免許センターなどで更新手続きができる場合もありますが、利用できる方や受付条件が決まっています。
オンライン講習を受けたからといって、必ず希望する施設で更新できるとは限りません。
更新場所や予約の要否については、事前に確認しておきましょう。
▼福岡県内の更新手続きについて
7.結局、マイナ免許証はおすすめなのか?
実際に利用してみて感じたのは、マイナ免許証は便利な仕組みである一方、事前に知っておくべき注意点もあるということです。
例えば、次のような方にはメリットがあると思います。
- 更新時の講習をオンラインで受講したい方
- マイナポータルを活用して免許情報を確認したい方
- マイナンバーカードを日常的に利用している方
- 手続きや有効期限を自分で管理できる方
一方で、従来の免許証のようにカードを見てすぐに情報を確認したい方や、カードの管理をできるだけシンプルにしたい方は、従来の免許証を引き続き利用する方法もあります。
また、2枚持ちなら、従来の免許証とマイナ免許証の両方を利用できますが、その分、手数料やカードの管理について考える必要があります。
筆者自身は、今回の更新で2枚持ちを選びました。
マイナ免許証の便利な部分を活用しつつ、従来の免許証も携帯できるようにしておく。
今の自分には、この方法が合っていると感じています。
ただし、これはあくまで筆者個人の選択です。
どの持ち方がよいかは、利用する方の生活スタイルや考え方によって異なります。
大切なのは、メリットだけでなくデメリットや注意点も理解したうえで、自分に合った方法を選ぶことです。
まとめ|便利さだけでなく、使い方と管理方法も知っておこう
マイナ免許証は、運転免許証の新しい選択肢です。
オンライン更新時講習など、便利な機能がある一方で、マイナポータルとの連携や有効期限の管理など、事前に確認しておきたいこともあります。
今回、筆者自身が更新を経験して、制度を知っていることと、実際に使いこなせることは少し違うと感じました。
特に、次の3点は覚えておきましょう。
① 運転時は、従来の運転免許証またはマイナ免許証を必ず携帯する。
② オンライン講習を受けても、免許更新のための手続きは必要。
③ マイナンバーカードと運転免許情報、それぞれの有効期限を確認する。
これからマイナ免許証を取得する方も、すでに利用している方も、制度の内容を正しく理解して、安全で便利に活用してください。
東福岡自動車学校では、これからも運転免許や交通安全に関する情報を分かりやすくお届けしていきます。
それでは、今日も皆様ご安全に!

※免許証の条件により図で表した更新が出来ない場合があります

