【2026年11月1日号】青信号なのに進めない? 渋滞時に知っておきたい交差点の交通ルール
こんにちは!東福岡自動車学校です。
11月に入り、秋の行楽やお出かけなど、車で移動する機会も増える季節になりました。
交通量の多い道路や市街地では、時間帯によって渋滞が発生することもあります。
そんなとき、皆さんは交差点の信号が青になったら、すぐに進んでいませんか?
実は、青信号であっても、状況によっては交差点に進入してはいけない場合があります。
今回は、渋滞時に気をつけたい交差点の交通ルールと、安全に運転するためのポイントを、教習所の視点から解説します。
1.青信号でも交差点に進入してはいけない場合がある?
交差点の信号が青になれば、進行できることが基本です。
しかし、前方が渋滞している場合は注意が必要です。
例えば、次のような状況を想像してみてください。
- 信号が青になったので、前の車に続いて交差点に進入した。
- ところが、交差点の先が渋滞していて、前の車が進めなくなった。
- 自分の車も交差点の中で停止してしまい、横から進んでくる車の通行を妨げてしまった。
このような状況を防ぐため、道路交通法では交差点への進入についてルールが定められています。
道路交通法第50条第1項では、進路の前方の車両などの状況によって、交差点内で停止することになり、その結果、交差道路を通行する車両などの妨げになるおそれがある場合、交差点に進入してはならないとされています。
つまり、信号が青であっても、交差点の先が詰まっていて、交差点内に取り残されるおそれがある場合は、進入を控えなければなりません。
これは、直進するときだけでなく、右折や左折をするときにも気をつけたいポイントです。
2.交差点に入る前に「その先」を確認しよう
では、渋滞している道路では、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
大切なのは、目の前の信号だけでなく、交差点を通過した先の状況まで確認することです。
例えば、交差点の先に車が何台も並んでいる場合、自分の車が交差点を抜けられるだけのスペースがあるかを確認しましょう。
十分なスペースがなく、交差点内で停止してしまうおそれがあるなら、交差点の手前で待つことが大切です。
また、前の車が進んだからといって、必ずしも自分の車も進めるとは限りません。
車の大きさや進む位置によって、通過できるスペースは変わります。
「前の車についていく」だけではなく、「自分の車が安全に通過できるか」を判断することが大切です。
焦って前の車との間隔を詰めるのではなく、周囲の交通状況をよく確認し、落ち着いて行動しましょう。
3.交差点では、周囲の車や歩行者にも注意
渋滞時の交差点では、進入できるかどうかだけでなく、周囲の交通状況にも注意が必要です。
特に、右折や左折をするときは、次の点を意識しましょう。
右折するとき
対向車が直進してくる場合はもちろん、対向車の陰に隠れた二輪車などにも注意が必要です。
対向車が途切れたように見えても、すぐに右折を始めず、安全を十分に確認しましょう。
また、右折した先が渋滞している場合は、交差点内で停止することにならないか、事前に確認することも大切です。
左折するとき
左折時は、歩行者や自転車の動きに注意しましょう。
特に、大型車などは車体の内側を後輪が通る「内輪差」が大きく、左側の歩行者や自転車を巻き込む危険があります。
交差点では、信号や前方の車だけを見るのではなく、周囲の状況を確認しながら、安全な速度と方法で進行することが大切です。
4.教習所からのアドバイス
運転中は、信号が青になると「早く進まなければ」と感じることがあるかもしれません。
後続車がいると、余計に焦ってしまうこともあるでしょう。
しかし、安全運転で大切なのは、周囲に急かされて判断することではありません。
交差点に進入する前に、次の3つを意識してみてください。
① 信号だけでなく、交差点の先まで確認する。
交差点を通過できるスペースがあるか、前方の車の流れを確認しましょう。
② 交差点内で停止するおそれがあるときは、無理に進入しない。
前方が詰まっている場合は、交差点の手前で待ち、進める状況になってから進行しましょう。
③ 周囲の車や歩行者の動きにも目を配る。
交差点では、自分の進行方向だけでなく、ほかの車や歩行者の動きにも注意しましょう。
こうした一つひとつの確認が、交通の流れを妨げないことにもつながり、事故を防ぐための大切な行動になります。
5.まとめ|信号だけでなく、道路全体を見て判断しよう
今回は、渋滞時に気をつけたい交差点の交通ルールについて解説しました。
青信号であっても、交差点の先が詰まっていて、交差点内で停止し、ほかの車の通行を妨げるおそれがある場合は、進入してはいけません。
交差点では、信号の表示だけで判断するのではなく、前方の交通状況や周囲の車、歩行者などにも目を配ることが大切です。
特に、渋滞しているときほど焦らず、余裕を持って判断しましょう。
東福岡自動車学校では、運転免許を取得するための知識や技能だけでなく、免許取得後も安全な運転を続けていただけるよう、交通ルールや危険を予測することの大切さをお伝えしています。
「信号が青だから進む」から、「安全に進める状況かを確認して進む」へ。
日頃から道路全体を見る意識を持ち、周囲への思いやりを忘れずに、安全運転を心がけましょう。
皆さんの毎日が、安全で快適なものになりますように。
※道路交通法の条文について詳しく知りたい方は、e-Gov法令検索「道路交通法」をご確認ください。

